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大統領選に続きソウル市長選でも敗北 追い込まれた安哲秀氏

2018/06/14 11:05入力

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【ソウル聯合ニュース】韓国で13日に投開票された統一地方選で、ソウル市長選は与党「共に民主党」の現職、朴元淳(パク・ウォンスン)氏が3選を果たした。2017年5月の大統領選で文在寅(ムン・ジェイン)現大統領と争った安哲秀(アン・チョルス)氏は中道保守系を統合させた「正しい未来党」から挑んだが、朴元淳氏、最大野党「自由韓国党」の金文洙(キム・ムンス)氏に次いで3位に終わり、政治生命の危機に追い込まれた。  安氏は、昨年の大統領選では「自由韓国党」の洪準杓(ホン・ジュンピョ)代表にも敗れ、3位にとどまった。それから1年後のソウル市長選でも朴元淳氏に大差を付けられた。さらには、中道保守層の受け皿になるとして自身が党内の反発を押し切って結成を主導した「正しい未来党」の選挙惨敗も重なった。  安氏は11年のソウル市長補選で、当時の野党所属だった朴元淳氏の支持に回り、出馬を見送った。朴槿恵(パク・クネ)氏が当選した12年の大統領選に名乗りを挙げたが、文在寅氏との野党系候補の一本化協議を経て身を引いた。その後、16年の「国民の党」結成、17年の大統領選出馬、今年の「正しい未来党」結成と政治的試みを続けた安氏に、またも苦い記録が加わったことになる。  安氏の今回の敗北は、政治信念のあいまいさに加え、第3党が政界でポジションを確立できずにいるためと分析される。  「新政治」を掲げる安氏は中道を志向するというものの今なお政治的信念や哲学がはっきりせず、前回大統領選のテレビ討論などでの冴えないイメージを挽回できずにいるとも指摘される。  選挙戦の終盤で金文洙氏との候補一本化を試みたというイメージを有権者に植え付けてしまったことも、中道層の票を失う要因になった。安氏のこうした政治的歩みは「正しい未来党」の党内でも大きな物議を醸した。  統一地方選と国会議員再・補欠選の党公認候補選びを巡り、旧「国民の党」側と旧「正しい政党」側の間であつれきが深まった際にも、安氏は目立ったリーダーシップを発揮できなかったと指摘される。  ソウル市長選で3位に沈んだことで、政界引退も一部で取り沙汰されるが、現段階では安氏側は否定している。13日夜、記者に去就を問われた安氏は「よく悩み、別にお話しする機会をつくりたい」と述べるにとどめた。  安氏が再び大統領のポストを狙うとすれば、その道のりは過去よりはるかに険しいものになりそうだが、2年後の国会議員総選挙をにらんだ野党の政界再編の渦中で一定の役割を果たすことができれば、大統領選への再挑戦も不可能ではないとみられている。

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