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ソウルのバス労使交渉妥結 血税で賃上げ賄う

2019/05/15 10:04入力

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【ソウル聯合ニュース】ソウルの市内バスの労使は15日、ストライキ突入の予告時間直前に労使交渉を妥結させた。バス運賃が据え置かれる中、3.6%の賃上げが決まったことで、ソウル市の財政負担が一層増す見通しだ。

 労働時間の上限を週52時間に短縮する制度の導入に伴い、主要都市のバス労組は賃上げなどを求め労使交渉を進めていた。

 ソウル市バス労働組合と会社側のソウル市バス運送事業組合が合意した3.6%の賃金引き上げは、労組が要求していた5.98%を下回る。ソウルより先に交渉が妥結した仁川(8.1%)や光州(6.4%)、大邱(4.0%)などよりも低い。ただ、ソウル市によると、同市の市内バス運転手の賃金は韓国で最も高く、3.6%でも十分な引き上げ率といえる。

 労使はまた、定年を現行の満61歳から2021年には63歳へと段階的に延長し、学資金などの福祉基金を延長することにも合意した。労組としてはある程度満足のいく結果となった。

 一方の会社側は賃金の引き上げ率に不満を残した。バス運賃は2015年6月以降据え置かれており、赤字が膨らんでいる。当初、賃上げの見送りを主張しながらも、譲歩する形で2.5%の引き上げ率を提示した。労組は他地域と同程度の引き上げ率を望んだが、ソウル市の説得やストに批判的な世論を考慮し、結局3.6%の引き上げに同意した。

 市はバス運営の赤字を埋めるため、年2500億ウォン(約230億円)以上の財政支援を行っている。今年も2915億ウォンを投じる予定だが、これだけでは不十分と予想される。バス運賃こそ値上げされなかったものの、市民が納める税金で賄われることになる。 

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