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北飛翔体 液体燃料型に取って代わる新型か=軍事境界線近くから異例の発射

2019/08/16 15:03入力

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【ソウル聯合ニュース】韓国軍合同参謀本部は16日、北朝鮮が同日午前8時すぎ、東部の江原道・通川の北方から朝鮮半島東の東海上に向けて未詳の短距離飛翔(ひしょう)体2発を発射したと発表した。飛翔体の高度は約30キロ、飛行距離は約230キロで、最大速度はマッハ6.1(音速の6.1倍)以上という。通川は南北軍事境界線(MDL)から約50キロの地域で、北朝鮮が境界線のこれほど近くから短距離飛翔体を発射するのは異例だ。    通川郡の一部は、北朝鮮が2011年に発表した「金剛山国際観光特区」に含まれている。金剛山は朝鮮半島を代表する景勝地。かつては韓国人観光客にも開放され、にぎわった。  北朝鮮がミサイルと推定される飛翔体を発射したのは今月10日以来、6日ぶり。7月25日以降、約3週間の間に6回発射した。今年に入ってからは8回目となる。    北朝鮮は2017年11月、大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星15」を発射し、その後は約1年5カ月の間、兵器訓練などを外部に公開しなかった。  だが今年5月4日と9日、ロシア製短距離弾道ミサイル「イスカンデル」の北朝鮮版と呼ばれる「KN23」を試射し、7月25日と31日、今月2日、6日、10日にも場所を変えながら短距離飛翔体をそれぞれ2発ずつ発射した。  北朝鮮は先月31日と今月2日に発射した短距離飛翔体については「新型大口径操縦放射砲(ロケット砲)」と発表し、同10日の短距離飛翔体は「新兵器」とのみ言及し、具体的な名称は公開しなかった。  北朝鮮のこのような動向から、今回の短距離飛翔体も「新型兵器3点セット」と呼ばれるKN23、新型大口径操縦放射砲、新兵器(新型戦術地対地ミサイル)のうちの一つである可能性が高いとの分析が出ている。  これらの新型兵器は全て迅速な発射が可能で発射前の探知が難しい固体燃料を使用しており、今後は液体燃料を使用する旧型の短距離弾道ミサイル「スカッド」から置き換えられるとみられる。 北朝鮮は16日に飛翔体2発を発射した=(聯合ニュース)[https://youtu.be/TBuJrXlswXs]    韓米は11日から、米軍主導の韓米連合軍が持つ有事作戦統制権の韓国軍への移管に焦点を合わせた今年下半期の合同演習を行っている。演習は20日までで、17日からは「反撃」を中心とした第2部の演習が始まるとされている。  北朝鮮のこのような動きは、近ごろ続いている米朝関係を優先し、南北関係を後回しにする対外政策の一環だとする見方も出ている。  北朝鮮の対韓国窓口機関・祖国平和統一委員会はこの日、韓米合同軍事演習と先ごろ韓国国防部が発表した国防中期計画などに言及した上で「われわれは南朝鮮(韓国)当局者とこれ以上する話もなく、二度と向き合う考えもない」と表明した。  北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)がトランプ米大統領に親書を送るなど、友好的な姿勢を見せているのとは対照的だ。  トランプ氏は、これまで北朝鮮の短距離ミサイルの発射には問題がないとの立場を示してきた。  韓国軍当局は、現在北朝鮮軍が夏季訓練を実施していることから、韓米合同軍事演習が行われる間にさらなる武力示威を行う可能性があるとみて準備態勢を維持している。

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