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イスラエルとのFTA妥結 日本輸出規制のリスク軽減に期待=韓国

2019/08/21 19:00入力

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【世宗聯合ニュース】韓国とイスラエルの政府高官が21日(現地時間)、イスラエルのエルサレムで両国間の自由貿易協定(FTA)交渉妥結を宣言した。韓国はイスラエルとFTAを締結するアジアで最初の国となり、中国や日本などを抑えてイスラエルの市場を先取りできると期待される。  また、イスラエルはハイテク分野の基幹技術を多く保有し、世界最高レベルのイノベーション国家に挙げられることから、FTA締結により韓国は日本の対韓輸出規制によるリスクを軽減できる輸入先多角化の潜在的なパートナーを得ることになる。  両国は2016年5月にFTA交渉開始を宣言していた。韓国はイスラエルからの輸入額のうち99.9%、イスラエルは韓国からの輸入額の100%に該当する商品について、それぞれ関税を撤廃することで合意した。仮署名や国会承認を経て、20年前半ごろの発効が見込まれる。韓国にとって18件目のFTAとなる。   両国の貿易額は18年に27億2000万ドル(約2900億円)だった。韓国からの輸出が14億5000万ドル、輸入が12億7000万ドル。  イスラエルへの輸出が最も多い品目は自動車で、自国の完成車ブランドがないイスラエルの自動車市場において韓国の現代自動車と起亜自動車は18年に15.5%のシェアを記録した。自動車や自動車部品などはFTAの発効後すぐに無関税となる。  また、イスラエルからの輸入が最も多い半導体製造用装置(輸入額の25.4%)と次に多い電子応用機器(輸入額の13.0%)の関税がいずれも3年以内に撤廃されることから、半導体・電子・通信などの分野で装置・機器の輸入先多角化が期待される。  両国はあわせて、イスラエルが基幹技術で強みを持つ航空、保健・医薬、仮想現実(VR)、ビッグデータ、再生可能エネルギー、情報技術(IT)や生命工学、人工知能(AI)など幅広い分野で技術協力を拡大する。韓国の製造業基盤とイスラエルの先端技術を組み合わせれば、双方の利益になるとみられる。  特に、素材・部品・装置分野の協力に関し、韓国生産技術研究院とイスラエルのワイツマン科学研究所の間で覚書(MOU)を交わし、企業への素材などの供給元の多角化を後押しすることで一致した。ワイツマン科学研究所は半導体・電子・通信・化学などの基幹技術に強く、技術事業化の経験も豊富で、中長期的に日本の対韓輸出規制に対抗できる代替輸入先になり得ると期待される。

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