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「今月下旬の米朝協議」実現なるか トランプ氏は前向き姿勢

2019/09/10 10:05入力

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【ワシントン聯合ニュース】北朝鮮の崔善姫(チェ・ソンヒ)第1外務次官が9日夜(現地時間)、朝鮮中央通信を通じて談話を発表し、「9月下旬ごろ、合意される時間と場所で米国側と対座し、これまで論議してきた問題を包括的に討議する用意がある」と表明した。これに対し、トランプ米大統領は9日、「会合を開くことは良いこと」と前向きな姿勢を見せ、停滞している北朝鮮非核化を巡る米朝実務協議が再開される可能性が高まっている。

 米朝実務協議の米国側代表を務めるビーガン国務省北朝鮮担当特別代表は米国で6日に行った講演で、米朝交渉が失敗すれば韓国や日本で核武装論が持ち上がる可能性もあると指摘しながら、北朝鮮の協議への復帰を促していた。それから3日にして北朝鮮が談話を発表したことになる。

 「米国はわれわれの忍耐心をこれ以上試そうとしないほうが良い」と警告を発していた北朝鮮が米国の協議再開要求にひとまず返答し、これにトランプ大統領が自ら応答したことから、朝鮮半島情勢は9月下旬に再び大きな分水嶺(ぶんすいれい)を迎えそうだ。

 ただ、崔氏は談話で米国に対し、北朝鮮が受け入れ可能な「代案」を持って協議に臨むよう要求、米国にボールを投げた。米国務省も「まだ発表できる会合はない」と慎重な姿勢を示しており、実務協議を前に米朝の駆け引きも続く見通しだ。

 トランプ大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)は南北軍事境界線がある板門店で6月末、実務協議を「2〜3週間以内」に再開することで合意したが、その後、北朝鮮は韓米合同軍事演習などを理由に協議を先送りしてきた。

 トランプ大統領は先月、金委員長が書簡で、韓米軍事演習の終了後に米朝協議を再開したいとの意向を伝えてきたと明らかにしていたが、北朝鮮は先月20日に韓米演習が終了して以降も協議に応じてこなかった。

 停滞している米朝の非核化協議が今月中に再開され、再び軌道に乗る可能性が高まっている中、協議で目に見える進展があれば3回目の米朝首脳会談の年内開催も視野に入ってくるかもしれない。

 一部では、今月下旬の国連総会の舞台となるニューヨークが、実務協議と、その結果に応じて高官級会談へと続く米朝間対話の場になるとの観測も出ている。

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