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サムスン電子の7〜9月営業益 前期比17%増・市場予想上回る

2019/10/08 10:04入力

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【ソウル聯合ニュース】韓国のサムスン電子が8日発表した7〜9月期の連結決算(速報値)によると、本業のもうけを示す営業利益は7兆7000億ウォン(約6900億円)で、過去最高だった前年同期比では56.2%減少したが、前期比で16.7%増加した。売上高は62兆ウォンとなり、前年同期比5.3%減、前期比では10.5%増となった。スマートフォン(スマホ)とディスプレー事業が好調で、主力の半導体メモリー事業も当初の予想よりは善戦したとみられている。  営業利益額は今年1〜3月期に6兆2330億ウォンを計上して以降、緩やかな増加が続いている。前期の4〜6月期の業績にはディスプレー事業での一過性の収益が反映されており、これを除くと前期比での利益の増加幅は期待以上と評価される。  営業利益、売上高ともに証券各社の予想平均(営業利益7兆1085億ウォン、売上高61兆529億ウォン)を上回り、昨年末から本格化した世界の半導体メモリー市場の減速による業績の下落局面から脱したとの見方が出ている。  事業部門別の業績は追って発表されるが、スマホとディスプレー事業の業績改善が鮮明だったようだ。  スマホ事業を担うIT・モバイル(IM)部門は、フラッグシップモデルの「ギャラクシーノート10」シリーズや折り畳み式の「ギャラクシーフォールド」などの販売好調で、前期比約3割増となる2兆ウォン前後の黒字を計上したと予想されている。  ディスプレー事業も、スマホ新製品の発売が相次いだことで折り畳めるフレキシブル有機ELパネルの販売が増え、営業利益、売上高がそろって増加した可能性が高い。  一方、業績回復の鍵となる半導体事業について、業績は当初の市場予想をやや上回ったものの、本格的な回復局面には入っていないと業界は分析している。NAND型フラッシュメモリーは下半期に入り価格が上昇傾向にあり、在庫調整も速いペースで進んでいるが、もう一つの半導体メモリーであるDRAM市場は低迷が続いている。  前期に唯一、好業績を収めた消費者家電(CE)部門は、前期比では黒字が減少したものの前年同期比では増加し、健闘したとみられている。  サムスン電子の業績について、業界の関係者は「市場が目標と設定していた営業利益7兆ウォン、売上高60億ウォン突破を達成し、ひとまず業績の底を通過中と見なせる。来年には本格的な回復局面に入るだろう」と見通しを語った。一方で、米中貿易摩擦や、朴槿恵(パク・クネ)前大統領側への贈賄罪などに問われているサムスングループ経営トップ、李在鎔(イ・ジェヨン)サムスン電子副会長の裁判が業績に影響を与える可能性があると見込んだ。

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