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離散家族再会利用した戦術か 北朝鮮が韓米演習の中止要求

2014/02/06 18:00入力

【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の国防委員会政策局は6日、前日合意した南北離散家族再会行事の再考をほのめかしながら、韓国に対し今月下旬に始まる韓米合同軍事演習と北朝鮮に対する誹謗(ひぼう)中傷の中止を求めた。
朝鮮中央放送によると国防委は同日、政策局報道官の声明を通じ、離散家族再会に向けた赤十字実務協議が行われた5日に米国のB52戦略爆撃機が黄海上空で訓練を実施したと指摘し、「同族を恐喝して威嚇する米国の核戦略爆撃機の編隊が空を飛び交うその下で信頼を積むという芝居をただ見ているだけでは済まさない」と主張した。
韓国軍筋は「B52が昨日1機出撃し、全羅北道の黄海上空で訓練したと承知している」と話した。
北朝鮮は昨年8月にもB52戦略爆撃機の朝鮮半島上空への出撃を理由に、韓国系米国人、ケネス・ペ(韓国名:ペ・ジュンホ)氏の釈放を協議するために訪朝予定だった米国務省のキング北朝鮮人権問題担当特使の訪問許可を突然取り消した。
また声明は「対話と侵略戦争の演習、和解と対決は絶対に両立しないことを明らかにする」とした上で、「激しい戦争の中で行われる会談や対話も、その時には火花を散らす対決行為を止めて進めるのが一つの慣例」と強調した。
離散家族再会については、「過去の戦争により離散した家族親戚の再会行事を危険千万な核戦争の演習場で行うのは言うに及ばない」と批判。「南朝鮮(韓国)当局は体質化した対決の態度を捨て、民族の期待に応える断固たる政策的決断を下さなければならない」と訴えた。今月20日から25日にかけて行うことで合意した離散家族再会行事は、2日ほど韓米合同軍事演習「キー・リゾルブ」と日程が重なるとされる。
  さらに金正恩(キム・ジョンウン)第1書記が孤児のための施設を訪問したことと関連した韓国メディアの報道にも言及し、「最高尊厳を批判し、われわれの体制に対する誹謗(ひぼう)中傷が続く限り、合意履行を考慮せざるを得ない」と警告した。
北朝鮮の今回の要求は、対内的に政治的結束力を高め、国際社会に朝鮮半島に危機をもたらすのは韓国と米国だという点を宣伝し、平和への意志をアピールするためのものとみられる。
声明では離散家族再会行事に合意した背景について、「この問題を関係改善の最初のボタンと考えているという南朝鮮執権者の意中を最大限慎重に考慮したため」と説明した。
韓国赤十字社の職員をはじめとして離散家族再会行事の準備のための実務点検チームは7日に行事会場の金剛山に入る予定で、北朝鮮が同点検チームを受け入れるかどうかに注目が集まる。

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