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韓国の子ども 物質的に豊かでも幸福感低く=両親と過ごす時間1日48分

2019/05/23 13:01入力

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【ソウル聯合ニュース】韓国の子どもは過去に比べ物質的には豊かになったが、適切な休息や遊び、社会的関係形成の機会を保障されず、幸福感は低いことが韓国政府の調査で分かった。政府は23日、児童を現在の幸福を享受すべき権利主体だと宣言し、その生活を改善するための児童総合対策を発表した。

 保健福祉部の報告書「2018年児童実態調査」によると、韓国の児童は物質的欠乏(家庭内でのインターネット活用、食事・衣類、読書空間など)については低水準だったが、社会関係的欠乏(余暇、友人・家族との活動など)は高水準だった。

 また、経済協力開発機構(OECD)加盟35カ国の学習到達度調査によると、韓国の15歳の児童の読解・数学・科学のレベルはトップクラスだった半面、青少年期(9〜17歳)の友人の数は2013年の7.8人から18年には5.4人に減少するなど、社会性と創意性の発達にとって重要な社会関係形成の機会が縮小したことが分かった。

 18年の韓国児童の生活満足度は6.57点で13年の調査(6.10点)から小幅上昇したが、OECD加盟国平均(7.6点)よりは低かった。

 家族や友達と過ごす時間や遊ぶ時間も不足している。韓国の児童が両親と過ごす時間は1日平均わずか48分だった。OECD平均(2時間30分)を大きく下回り、加盟国の中で最低レベルだ。

 韓国の9〜17歳の97.2%は自身の健康状態が良好だと考えているが、1週間に1日以上運動(30分以上)している人は36.9%にとどまるなど、身体活動時間が不足していることも分かった。児童の肥満率は08年の11.2%から17年には17.3%まで上昇するなど、持続的に増加傾向を示している。

 これに加え、ストレス認知率が40.4%、憂鬱(ゆううつ)感の経験率が27.1%など情緒障害のリスクが増加し、9〜17歳の3.6%が深刻に自殺を考えた経験があると答えるなど、精神健康が懸念されるレベルだった。

 また、虐待や育児放棄、離婚、貧困などで家族と引き離された児童は年間4000〜5000人に上り、毎月2.6人の児童が虐待で死亡しているが、公共インフラの不足により社会的保護が必要な児童に対する国の支援は行き届いていない状況だ。 

 今年4月現在、全国の自治体平均の要保護児童数196人に対して担当の公務員は平均1.2人に過ぎず、一人一人をケアするには全く足りていない。

 保護が必要な児童の多くは両親が健在だが、40%は保護施設に保護されたり、国内で里親が見つからず海外に養子に出されたりしている。

 子どもが幸福な社会を作るためには、「児童が幸福になる権利」に対する国民の認識向上とともに、国民所得3万ドル(約330万円)時代にそぐわないずさんな児童保護システムを1日も早く再構築することが求められる。

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